2016年02月19日

From Singapore, Shop House (Ayumi)

お正月を迎えたと思ったら、瞬く間に2月になってしまいました。

シンガポールでは1月1日よりも旧正月のお祝いの方がうんと盛大で、今年は2月8日が旧正月の元旦でした。1月1日の正月を日本で迎え、すぐにシンガポールに戻った私は、旧正月のご挨拶として年賀状を出したのでした。

そして、旧正月のお祝いが落ち着いた頃、街を歩き、いつもなら素通りしているショップハウスが立ち並ぶ街並みに目が止まりました。

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ショップハウスとはその名の通り、一階に店舗、二階に住居機能を備えた作りの建物で、シンガポールだけでなく、東南アジアに広く点在する建築様式だそうです。

建てられたのは今から約100年前。長きに渡り、シンガポールの発展を見つめてきた証人のような存在だと私は思います。

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そんなショップハウスは、京都の町家のような狭い間口から想像出来ないようなスペース、つまり奥行があり、広く快適に過ごせる工夫が施されているそうです。現在は、内部をホテルやレストラン、カフェやブティックに改築しているところも数多く、レトロな外観と現代の感性が融合していておしゃれで趣があります。

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ショップハウスが立ち並ぶ有名な通りが数多く残るシンガポールですが、人々の暮らしに溶け込んだショップハウスは私達の身近にも多く、それらからは古き良きシンガポールの風情を感じることが出来ます。

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経済の発展と共に、デザイン性に富んだ、時に奇抜とも思えるような建物が立ち並び、眺める景色に飽きることがないシンガポールですが、こうした伝統的な建物にも目を見張るものがあり、大変に素晴らしいのです。シンガポールにご旅行にいらした際はお見逃しなく。
posted by MOONSOAP at 12:28| 世界の果てまでどこまでも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする