2016年07月22日

From Singapore, The Buddha Tooth Relic Temple (Ayumi)

シンガポールの中華街、チャイナタウンの中心地に今回ご紹介するお寺があります。その名も「The Buddha Tooth Relic Temple」。

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Buddha?Tooth?と不思議に思われたことでしょう。名の通り、仏陀の歯が納められている寺院です。初めにお伝えしておきますが、仏陀の歯は写真が撮影不可なのです。よって写真を掲載することが出来ませんので、ご覧になりたい方はシンガポールまで是非お越しください。

さて、こちらは4階建ての絢爛豪華の寺社です。

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1階のホールには見事な観音様や弥勒菩薩が鎮座されています。日本の仏閣にはなかなか見られないシンガポールらしい派手さに驚くことでしょう。中華系シンガポール人や観光客が入れ替わり立ち代わり参拝する様子、長いお線香を両手に挟んで、決まった方角に向かい拝む様子もまた日本とは少し異なる印象を受けると思います。

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3階部分は仏教にまつわる貴重な資料や仏像などが展示されています。中でも目玉なのが「舎利」と呼ばれる高僧たちの遺物です。通常は死後、火葬された後にお骨となりますが、高僧たちは生前の修行によるエネルギーから、お骨や血が宝石のような結晶となるのだそうです。それらが展示されていますので、偉大な仏僧たちのパワーをこの目で見たい方は3階にも忘れずに足を運んでください。舎利も写真撮影が不可なので、この目で観るしかありません。

仏陀の歯は4階で観ることが出来ます。神聖なる部屋の中央に、厳重な展示によって守られている仏陀の歯は、想像以上の大きさでした。初めて目にする際は戸惑うかもしれません。仏陀の歯が納められている4階の左右は小上がりのスペースがあり、座禅を組む姿も見られました。

寺院を後にネイルロードをほどなく進むと、イギリスのエリザベス女王が立ち寄った中国茶のお店「ティーチャプター」があります。

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日常に楽しむ中国茶だけでなく、十年物、二十年物の貴重なプーアール茶も販売されています。上階ではアフタヌーンティーも楽しめるので、シンガポール歩きに疲れた時に特におすすめです。
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2016年06月30日

From France, Ceremony in France (Ayumi)

先日、フランスの仏教寺で、夫の両親主催のセレモニーが開かれました。
会の主旨は義両親の長寿と健康を、参列者全員で願うこと。

また両親からは、支えとなってくださっているお寺及び家族・親戚、
友人への感謝を伝えるというもの。

この日のために、義母はお供えものや料理の手配、参列者への招待など、
忙しい日々を過ごしていたようです。

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会場に着くと、すでに参列者が賑やかに挨拶をしあっていました。我々も
遠いアジアからの参列者であり、主催者の子供たち家族ということで
久しぶりの再会を手厚く歓迎してもらいました。

本来であれば、義両親をそばで支えなくてはならない立場なのに、
異なる国で生活しているため、なかなか難しい状況です。そのため、
このような会で日頃から支えてくださっている周囲の方々に会えた
ことは私たちにとっても、大変に有難い機会でした。

開催された寺は、フランスのパリ近郊にあります。カンボジアからの
修行僧たちと僧侶が本堂及び宿泊施設である建物の中で暮らしています。

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本堂奥には仏様が鎮座しておられ、花や果物などが賑やかに
供えられています。

セレモニーは2時間弱で、僧侶たちによる読経だけでなく、
進行役や参列者も輪唱のように読経していました。
義両親は、仏様に背を向けて、仏様と共に参列者に向かって
着席していました。僧侶たちは義両親と参列者をサイドから
見るような位置に座り、独特の節回しで読経していました。

セレモニーの後半では、僧侶のための日用品セットを供え、
身を清めるための水がパラパラと撒かれました。そして、
トロフィーのような器に参列者がごはんを入れて、再度、読経をして終了。

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セレモニーの後のお楽しみはランチです。

まずは僧侶たちが先。

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いよいよ我々のランチタイムとなりました。

献立は前の写真と同じもので、女性参列者陣による完全手作り
カンボジア郷土料理です。たっぷりの野菜と鶏や魚のタンパク質。

大変に栄養価が高く、素材の味が生かされた料理で美味しくいただきました。

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〆のお菓子もカンボジア流。ココナツや松の実、ピーナッツやもち米
などを使った珍しいお菓子は参列者にも大好評でした。

今回、我々の帰省に併せて日程が組まれたセレモニー。両親たちの
嬉しそうな表情が忘れられません。異国で暮らして40年。
祖国カンボジアを想う気持ち、今を生きるためのエネルギーと苦労。

それらを共有し支え合ってきた方々と、
心のよりどころとなってきた場所で時間を共にできたことは、
我々にとってもかけがえのない貴重な時となりました。
posted by MOONSOAP at 10:37| 世界の果てまでどこまでも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

From Singapore, Awesome renovation (Ayumi)

シンガポールでは数年前から団地や古い建物の一階を今風のお店に上手く改装し、
賑わいを取り戻すという動きが見られます。

街を歩いていると、突然、モダンなお店に出くわすのでそんな時は嬉しい驚きで
「今度、改めて来よう」と心に決めるのですが、書き留めないことには
通りの印象が薄すぎて、あとから場所を思い出せないのが悔しいです。

例えばこちらの街並み。

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一見、何の変哲もない、シンガポールの普通の光景です。

しかし、中に入ってみるとこの通り。

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それぞれ個性的なインテリアが面白い具合に並んでいたり、ところ狭しと並べられたテーブルで
絶品デザートをいただけたり、こだわりの1杯をゆっくりと楽しめたり。

古い外観からは想像出来ない「今」がプロデュースされています。

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「いつ頃から建っていたんだろう」「元々は誰が使っていたんだろう」
などと今自分がいる建物の往年の様子を想像しながらのいっときは、
タイムスリップしたかのような時間の旅をも体験出来るかもしれません。

このように、古い建物とモダンな高層ビルが混在しているのがシンガポールの街並み
とも言えるでしょう。それぞれ違った良さがあり、お店のコンセプトによりいずれも
上手く活用されているように思います。
posted by MOONSOAP at 12:55| 世界の果てまでどこまでも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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